
2026年5月12日にリリースされる、Supermassive GamesによるDark Picturesシリーズ待望の新作『Directive 8020』。
プレオーダー期間もあとわずかになっている今、シリーズを追って来た身としては複雑な気持ちで情報を眺めています。
そんな気持ちと、自分なりに調べた情報も混ぜつつ久しぶりに記事にしました。
今作は「The Dark Pictures Anthology」なのか?
まず、今作は今までのシリーズ”The Dark Pictures Anthology”なのか?という点について。
前作までタイトルに「The Dark~」とついていましたが、ついておりません。そもそも前作『The Devil in Me』がシーズン1の最終章となっており、一区切りついたことになっていました。今作は”シーズン2の第一作目”であり、新たなるDark Picturesの始まりという事だと見ています。
主役に毎回有名な俳優を起用しているこのシリーズですが、今回も、キャプテン・マーベルなどで知られているラシャーナ・リンチが主演をつとめています。そしてその他の登場人物には、私がこのブログでも取り上げてきたシリーズおなじみの顔モデルSupermassive Games劇団の皆さん(勝手に命名)が登場しています。ちなみに、予約特典には過去作の役の衣装に変更してプレイできる特典が含まれているようです(ついに公式が顔モデルネタをw)。
本来、「The Dark Pictures Anthology」は全8作で構成される予定であり毎年ハロウィン頃にリリースされる予定でしたが、コロナ禍から流れが変わったように思えます。そんな世界情勢もあいまってか、シリーズ作品も徐々に「当初のコンセプト」から変化せざるを得なかったのだと思います。
Steamの開発Q&Aにはこう書かれています。
“これまでのゲームのファンの方々には、分岐するストーリーラインから不可能な選択、一瞬の QTE まで、Dark Pictures の DNA が健在であることを喜んでいただけるでしょう。そして、環境を探索する際に、より多くの恐怖と脅威をもたらすために、ゲームプレイを再設計、磨き上げ、強化しました。”
キュレーター不在?
シリーズのプレイヤーの心をグッと掴んだ、アンティーク調のキュレーターの姿が今作では現時点で確認されていません。
実はキュレーター役の顔モデルをつとめたトニー・パンクハースト氏が2024年に亡くなっています(モーキャプと声のアクターさんは別)。それが関係しているのか、シーズン2からはスタイルを変える予定であったのかはわかりません。
過去作でのキュレーターの存在はとても大きく、ストーリー分岐が上手く行った際にはつまらなそうな顔をし、プレイヤーがミスったり選択したルートがバッドエンドに寄ると薄ら嬉しそうにするという、あのミステリアスかつ意地悪そうな演出が見られなくなるのはとても残念です。
世界観の変化:オカルトから近未来ホラーへ?
『Directive 8020』は、意味のある選択が待ち受ける、物語性のあるSFサバイバルホラーです。
地球は滅亡の危機に瀕し、人類に残された時間はわずかです。故郷から12光年離れたTau Ceti f星系に、かすかな希望の光が差し込みます。植民船カシオペア号がこの惑星に不時着した時、乗組員たちは自分たちが孤独ではないことにすぐに気づきます。
獲物を模倣する能力を持つ異星生物に追われるカシオペア号の乗組員たちは、生き延びるために追跡者を出し抜かなければなりません。生き残りをかけた戦いの中で、彼らは究極の選択を迫られます。自分たちを救うためには、地球上のすべての人々の命を危険にさらさなければならないのです。
宇宙では、死は様々な形で訪れます。
(『Directive 8020』Steamストアページ “What is Directive 8020?” より引用)
シーズン1の古典的なオカルト(幽霊船、魔女裁判、神話、シリアルキラー)から、一気に宇宙SFホラーになった印象です。とは言え、実はシーズン1の作品の殆ども実は”オカルト風SF”なので、人間ドラマを描く部分は変わっていないのかもしれません。もしシーズン2が近未来寄りになるなら、アンドロイドやロボットなどの対AIホラーストーリー作品に期待。
オンライン協力プレイの消滅
The Dark Pictures Anthologyの魅力の一つであった、オンラインco-opが今作からなくなりました。ローカル協力はできますが、プレイヤーがオンラインでそれぞれリアルタイムに別の登場人物を操作するというシステムではなくなりました。
この点は、『Hidden Agenda』や『The Quarry(クアリー~悪夢のサマーキャンプ)』など、「ローカルで楽しむパーティーホラー」のような元々の形に戻ったのかなと思います。
開発のQ&Aに、「オンラインマルチプレイヤーモードは、発売後の無料アップデートで追加予定」とありますが、これはそれぞれが別キャラの視点で操作できるわけではなく、ムービーナイトのオンライン版のような形になるようです。
パブリッシャー変更と日本市場
前作までパブリッシャーはバンダイナムコが担当していましたが、『The Devil in Me』から日本国内ではリリースされていません。Steamのページもありません(何故かデモ版はある)。そして、ローカライズもありませんでした。『The Devil in Me』はだいぶゴア表現が多かったのでその問題もあったのでしょうか。
新作『Directive 8020』は国内Steamページはあるものの日本語字幕無し、コンソール版は国内未発表。作品の日本語対応はないものの、Steamで日本から購入自体は可能になっています。ちなみに、現在は開発・パブリッシャー共にSupermassive Gamesです。
価格とそして…
ぶっちゃけ、これ。Steamでフルプライス8,000円。ドルだと$49.99。
ローカライズ無しで8,000円は日本のファンに優しくないです。
しかし、トレーラーや告知ムービーを見た感じ、めっちゃ面白そう👽️🚀
日本語字幕問題はツールやAIを使えば何とか…とは思いつつ、まったりと寝っ転がる感覚でホラーゲームを楽しみたい。
というわけで、ここまでじっくりと発売前考察をしたものの、私は様子見です。
少しでも気になったらウィッシュリストに入れよう!日本のプレイヤーが期待していることを開発に伝えれば変化があるかも…?!
※画像は公式トレーラー映像よりキャプチャしています。
